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2021/12/01 11:07

米国株セールスフォース6%安、11〜1月期ガイダンスの下振れを嫌気 無料記事

 30日のNYアフターマーケットでは、クラウド顧客管理大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/UA)が同日終値(前日比3.97%安の284.96ドル)を6.19%下回る267.31ドルに下落した。2021年11月〜22年1月期ガイダンスが市場予想を下回ったことなどが嫌気されている。
 同日引け後に発表された21年度第4四半期ガイダンスは、売上高が72億2400万〜72億3400万ドル、調整後の希薄化後EPS(非GAAP)が0.72〜0.73ドルという内容で、市場予想(それぞれ約72億4000万ドル、約0.82ドル)に届いていない。
 セールスフォースはまた、22年2〜4月期の売上高を72億1500万〜72億5000万ドルと予想しているが、こちらも市場予想(約73億5000万ドル)を下回っている。
 ブルームバーグ通信はガイダンスの下振れについて、新型コロナの感染再拡大の影響などで「一部顧客が新規プロジェクトへの支払いに二の足を踏んでいる可能性を示唆している」と分析した。
 なおセールスフォースは同日、経営幹部に関する人事を発表。社長兼最高執行責任者(COO)のブレット・テイラー氏を共同最高経営責任者(CEO)に昇格させたと明らかにした。創業者で現CEOのマーク・ベニオフ氏は、テイラー氏とともに共同CEOを務める。


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