医療機器大手のダナハー(@DHR/U)は第2四半期（4〜6月）決算を発表し、売上高が前年同期比7.38％増の77億5100万ドルに伸びる一方、純利益が同5.88％減の16億8000万ドルに縮小したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後希薄化後EPS（非GAAP）は12.19％増の2.76ドル。売上高、同EPSともに市場予想（それぞれ約73億1600万ドル、約2.34ドル）を上回る。
　コア増収率（非GAAP）は9.5％。コロナ関連を除いたベースビジネスのコア増収率は8.0％だった。部門別の売上高は、主力のライフサイエンスが6.23％増の39億6700万ドル、診断が9.63％増の25億6100万ドル、（消費者向けパッケージ〜飲料水浄化システムなど）環境＆応用ソリューションが6.53％増の12億2300万ドルに伸びている。
　全体の粗利益と営業利益はそれぞれ7.36％増の47億2100万ドル、9.97％増の22億500万ドルに拡大した。粗利益率が60.91→60.90％（↓0.01ポイント）とほぼ横ばいだったものの、営業利益率が27.77→28.44（↑0.67ポイント）に上向いている。
　会社側は通期業績に関し、ベースビジネスのコア増収率が「1ケタ後半」に上ると期待した。
　ダナハー株は21日、前日比9.07％高の279.23ドルと急伸して取引を終えた。


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