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2022/07/28 13:10

2Q下振れでメタが引け後5%安、3Qは2四半期連続の減収を予想 無料記事

 27日のNYアフターマーケットでは、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/UA)が終値比4.65%安の161.70ドルと急落した(通常取引は前日比6.55%高の169.58ドルと4日ぶりに反発)。足元業績の下振れや、減収基調の継続予想などが警戒されている。
 引け後に発表された第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比0.87%減の288億2200万ドル、純利益が同35.66%減の66億8700万ドルに落ち込むという結果で、売上高、希薄化後EPS(2.46ドル)ともに市場予想(それぞれ約289億3500万ドル、約2.54ドル)を下回った。2012年の上場以降で、減収になるのは今回が初めて。
 減収の主因は、広告単価が平均14%低下したこと。アプリ全体で配信された広告の表示回数は15%増えたものの、全体の広告収入は1.49%減の281億5200万ドルに細った。
 苦戦は今後も続く見通し。会社側は第3四半期(7〜9月)の売上高を「260億〜285億ドル(前年同期実績の290億1000万ドルと比べて2〜10%減)」と予想した(市場予想は約305億ドル)。2四半期連続の減収を見込んだ形。「第2四半期に経験したように、広告需要の弱さが続くことを反映した。幅広いマクロ経済の不確実性がその動きに拍車をかけていると考えている」と説明した。
 ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で、「景気減速に向けてシートベルトを締めており、来年にかけて人員を削減する」とコメント。「減速のサイクルがどれほど深く、どれほど長くなるかを予想することは常に困難だ。ただ、状況は一四半期前よりも悪化しているようにみえる」との見解を示した。


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