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2021/11/25 10:09

3Q上振れもオートデスク15%安、4Qガイダンスの下振れを嫌気 無料記事

 24日のNY株式市場では、CADソフト大手のオートデスク(@ADSK/U)が前日比15.49%安の256.90ドルと急落して取引を終えた。
 前日引け後に発表した第3四半期(8〜10月)決算は、18%増収・3%増益という結果で上振れたものの、ガイダンスが下振れたことが嫌気された。会社側は第4四半期(11月〜1月)の業績について、売上高を「11億8500万〜12億ドル(中間値:11億9250万ドル)」、調整後EPS(非GAAP)を「1.41〜1.47ドル(中間値:1.44ドル)」と予想したが、ともに市場予想(それぞれ約12億ドル、約1.46ドル)を下回っている。増収率は約15%を見込んでいる格好だ。
 デビー・クリフォード最高財務責任者(CFO)は決算資料で「第3四半期の需要は堅調であり、新規サブスクリプション加入者数の大幅な増加や更新率につながった。第4四半期もそのトレンドが続くと見込んでいる」と楽観的な発言をする半面、「サプライチェーンの混乱とそれに伴うインフレ圧力、世界的な労働力不足などが(同社の)業績回復ペースと見通しに影響を与えている」と先行きに慎重な見方も示している。


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