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2022/09/07 09:29

ネクステラ・エナジー3%高、「インフレ抑制法」の恩恵に期待感 無料記事

 3連休明け6日のNY株式市場では、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が前営業日比2.66%高の87.37ドルと反発して取引を終えた。有力ブローカーの格上げが支援材料だ。
 モルガン・スタンレーは最新リポートで、ネクステラ・エナジーに対する投資判断を「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」に引き上げ、目標株価を94→99ドル(↑5%)に上方修正した。今回の格上げは、「先月に可決・成立した税制・エネルギー・気候対策法『インフレ抑制法(IRA:Inflation Reduction Act of 2022)』の最大の受益者の1つにネクステラ・エナジーがなる」との見方に基づいたもの。再生可能エネルギーの導入を後押しする生産・投資関連の税額控除が同法に含まれている点を指摘している。
 また、同法に含まれる(CO2を発生させない方法で作られた)「グリーン水素」に対する補助金(1kg当たり最大3ドル)もネクステラ・エナジーにとって追い風になると期待した。再生可能エネルギーの需要増に寄与するほか、ネクステラ・エナジー自体がこの市場の主要プレイヤーになる可能性が高いとみている。


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