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2022/05/27 12:19

1Q上振れで百貨店のメイシーズ19%高、高級品の販売好調 無料記事

 26日のNY株式市場では、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が前日比19.31%高の22.92ドルと大幅続伸で取引を終えた。足元の堅調な業績が好感されている。
 この日発表された第1四半期(2〜4月)決算は、売上高が前年同期比13.64%増の53億4800万ドルに伸びるなか、純利益が2.77倍の2億8600万ドルに膨らむという結果で、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、1.08ドル)ともに市場予想(それぞれ約53億3500万ドル、約0.83ドル)を上回った。
 ジェフ・ジェネット最高経営責任者(CEO)は決算発表資料で、「マクロ経済動向から個人消費への圧力が強まったが、われわれの顧客はショッピングを続けた。行事用の衣服や店頭での買い物への回帰が目覚ましく、高級品の販売も好調が続いた」と説明した。決算発表後の電話会議でも、「高所得層の消費者はこれまでのところ、インフレの影響をあまり受けておらず、傘下高級デパート『ブルーミングデールズ』でより高価な商品販売を押し上げている」との見解を示している。
 通期の利益ガイダンスは上方修正。会社側は22年度(22年2月〜23年1月)の業績について、売上高を244億6000万〜247億ドルと従来予想を維持する一方、自社株買戻しやクレジットカード収入の改善を考慮し、調整後の希薄化後EPS(非GAAP)を4.13〜4.52ドル→4.53〜4.95ドルに引き上げた。


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