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2021/11/24 14:26

ギャップの第3四半期は赤字転落、ガイダンスを下方修正 無料記事

 アパレル大手のギャップ(@GPS/U)は第3四半期(8〜10月)決算を発表し、売上高が前年同期比1.27%減の39億4300万ドルに縮小する中、純損益が1億5200万ドルの赤字に転落したことを明らかにした(前年同期は9500万ドルの黒字)。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は0.27ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約44億2000万ドル、約0.50ドル)を下回った。
 世界的なサプライチェーンの混乱を受け、製品供給に遅延が発生し業績を押し下げた。既存店売上高はコロナ以前の19年同期比で1%減少。在庫の制約によるマイナス影響で売上高は8ポイント押し下げられた。
 減収に加え航空輸送などで配送コストがかさんだことにより、最終損益ベースで赤字を強いられている。
 業績見通しを下方修正。売上高の伸び率を従来予想の「約30%」から「約20%」、調整後の希薄化後EPSを「2.10〜2.25ドル」から「1.25〜1.40ドル」にそれぞれ引き下げた。会社側はサプライチェーン問題に起因する機会損失や、追加の航空輸送コスト負担などが発生する見通しを示している。


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