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2021/12/07 09:56

オミクロン株がそれほど深刻な問題にならない可能性あり=ファウチ氏 無料記事

 米大統領の首席医療顧問を務めるアンソニー・ファウチ博士は5日、オミクロン株に関する初期調査結果を踏まえ、「明言するには時期尚早だが、現時点では(症状に関して)それほど深刻な影響がないもようだ」との見解を示した。オミクロン株についてさらに深く理解するにはより多くのデータが必要になるものの、「やや明るい材料」と指摘している。CNBCが6日付で伝えた。
 南アフリカ医学研究評議会(SAMRC)が4日付で発表した報告書は、オミクロン株がより軽度の感染症を引き起こすことを示唆した内容。11月14〜29日に入院した166人の患者を分析したところ、◆患者の年齢層が過去18カ月と非常に異なること(入院の8割超が50歳未満。若い成人、子供が入院している)、◆患者の入院期間が短いこと、◆大多数の患者が軽症または無症状で、酸素供給に依存していないこと――などが分かった。
 なお、入院患者は今のところ重症でないが、変異株が重度の症状を引き起こさないことと同じかどうかは観察する必要がある。また、入院患者の大多数は、ワクチン未接種者だったという(=若年層の感染者が多いのは、南アフリカで若年世代の予防接種率が低いためという可能性もある)。


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