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2022/02/03 10:09

4Q上振れでアルファベット8%高、株式分割でダウ平均採用の期待も 無料記事

 2日のNY株式市場では、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が前日比7.52%高の2960.00ドルと急伸して取引を終えた。好決算や株式分割が刺激材料だ。
 前日引け後に発表した第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比32.38%増の753億2500万ドル、純利益が同35.56%増の206億4200万ドルに拡大するという好結果で、提携サイトなどへの支払いを除いた調整後売上高(非GAAP、同33.30%増の618億9800万ドル)が市場予想(約593億7100万ドル)を上回った。
 部門別の売上高は、広告やアプリ販売、サブスクリプション・サービスなどで構成されるグーグル・サービスが31.25%増の694億ドル、グーグル・クラウドが44.63%増の55億4100万ドルにそれぞれ拡大している(新規事業など複数の事業セグメントで構成されるアザー・ベッツは7.65%減の1億8100万ドル)。グーグル・サービスのYouTube広告収入が市場予想にやや届かなかったが、主力の広告事業が好調だったほか、クラウド事業も市場予想を上回る成長を続けた。
 このほか、会社側は1→20株の株式分割を発表した。株主総会での承認を前提として7月に実施する計画。アップル(@AAPL/U)やテスラ(@TSLA/U)など、ここ数年で株式分割を発表した値がさ株の動きに追随した格好だ。バロンズなどによると、今回の株式分割によって、ダウ平均構成銘柄にアルファベットが採用される可能性が出てきたという。


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