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2022/08/26 08:53

米国株大引け概況(詳報):続伸、大型ハイテク株が主導 無料記事

 25日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって続伸し、それぞれ前日比322.55ドル(0.98%)高の3万3291.78ドル、207.74ポイント(1.67%)高の1万2639.27ポイントで取引を終えている。
 米長期債の利回り低下が支援材料。米10年債の金利は前日に3.12%と約2カ月ぶりの高水準まで上がったが、この日は一時3.02%付近まで低下した。これを受け、大型ハイテク株がそろって上昇している。グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOG/U)が2.62%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.60%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.49%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.11%高と買われた。このほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.01%高と続伸。前日引け後に発表された8〜10月期ガイダンスは軟調だったが、悪材料の出尽くし感などで買われている。
 26日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による講演が控えているが、「過度にタカ派的な発言はしないのでは」との見方が浮上してきた。
 大型ハイテク銘柄以外では、素材セクターの上げが目立つ。鉱業大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が6.10%高と急伸したのをはじめ、鉄鋼のニューコア(@NUE/U)が4.40%高、素材化学のダウ(@DOW/U)が2.80%高、特殊化学品のアルベマール(@ALB/U)が2.71%高と買われている。
 一方、在宅フィットネス企業のペロトン・インタラクティブ(@PTON/U)は18.32%安と急落。この日発表された2022年7〜9月期ガイダンスで、売上高が市場予想に届かなかったことなどが嫌気されている。


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