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2022/06/03 11:00

株価上昇率10%超のグロース銘柄が相次ぐ、底打ちに期待か 無料記事

 2日のNY株式市場では、昨年末から売り込まれているグロース株の急騰が目立つ。クラウド運用監視システム大手のデータドッグ(@DDOG/U)が前日比12.90%高、オンラインゲームプラットフォームを運営するロブロックス(@RBLX/U)が15.69%高、ゲーム開発用ソフトウェア大手ユニティ・ソフトウェア(@U/U)が14.76%高、企業向けクラウドID管理サービスを手掛けるオクタ(@OKTA/U)が10.96%高、汎用データベース・プラットフォーム開発のモンゴDB(@MDB/U)が18.56%高、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)プラットフォームを手掛けるユーアイパス(@PATH/U)が16.70%高と10%超の上げが散見された。
 金利高、インフレ高進、ウクライナ紛争を巡る不確実性を背景に、投資家の多くは昨年末からこれまで、相対的に安全な資産を探す一方、成長率が高いものの利益がないハイテク株・グロース株を売る動きを続けてきた。CNBCによると、テック株の強気派はこのところバリュエーションの底打ち時期を探り、ディスカウント価格で手に入れる機会を探しているもよう。あるクラウド株のバスケット指数では、予想PSR(株価売上高倍率)が昨年9月の約15倍から8倍前後まで下がってきているという。
 この日はまた、寄り前に為替の影響を理由に業績警告を出したIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が一時4%安と売られたが、結局0.79%高とプラス圏に転じた。悪材料にも関わらず、リバウンド基調が続いたこともテック株に対する投資家心理の改善に寄与したようだ。


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