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2022/06/17 10:50

USスチールが引け後5%高、強気の2Q利益見通しを好感 無料記事

 16日のNYアフターマーケットでは、鉄鋼大手のUSスチール(@X/UA)が終値比5.36%高の20.63ドルと急伸した(通常取引では前日比4.86%安の19.58ドルで終了)。強気の利益ガイダンスを示したことが好感されている。
 同社は引け後、第2四半期(4〜6月)の業績ガイダンスを更新し、調整後EBITDA(非GAAP)が「約16億ドル(第2四半期として過去最高)」、調整後・希薄化後EPS(非GAAP)が「3.83〜3.88ドル」に上るとの見通しを示した。後者は市場予想(約3.29ドル)を大きく上回っている。
 デイビット・バリット最高経営責任者(CEO)は「事業ポートフォリオが幅広い市場をカバーしているため、エネルギー市場の復活を含む顧客の需要増が寄与した。戦略的最終市場への注力や継続的な固定価格契約の実現によって、記録的な四半期業績になると予想している」と述べた。特にフラットロール製品については、調整後EBITDAが第1四半期(1〜3月)をかなり上回るとみている。
 自社株買いは実行中。4月〜現時点までで約3億2000万ドル相当の自社株を買い戻したことを明らかにした。6月16日時点で自社株購入枠8億ドルのうち、約2億1000万ドル分の枠が残っているという。


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