先週末8日のNY株式市場では、コラボレーションツール開発のアトラシアン(@TEAM/U)が前日比7.15％安の272.02ドルと反落して取引を終えた。複数のブローカーが今後の成長に慎重な姿勢を見せたことがマイナス材料視されている。
　アトラシアンの目標株価を大きく引き下げたのはパイパー・サンドラー。414→384ドルへと約7％下方修正した(投資判断は「オーバーウエイト」を継続)。「2023年6月期もマージンが前年を下回りそうなことが投資家にとり懸念材料」と指摘している。
　また、トゥルイスト・ファイナンシャルは「社員の採用に伴う費用やクラウドホスティング費用の増加が中期的に経営陣の重荷」と分析した(投資判断は「ホールド」、目標株価は375ドル)。このほか、カウェンは「(経営陣がこのほど打ち出した)年間売上高100億ドルの目標は力強く響くものの、達成時期が示されていないとともに、23年度のマージンを引き下げる要因になるのでは」と警戒感を示している。


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