2022/01/24 14:23
鉄鋼大手3社の株価急落、供給過剰と需要減少の懸念が浮上
先週末21日のNY株式市場では、鉄鋼大手3社の株価が急落した。USスチール(@X/U)が9.62%安の19.25ドル、スティール・ダイナミックス(@STLD/U)が7.92%安の52.45ドル、ニューコア(@NUE/U)が7.27%安の93.05ドルに沈んだ。供給過剰と需要減少の懸念が浮上したことが逆風だ。
カナダ同業ステルコ・ホールディングスのアラン・ケステンバウム最高経営責任者(CEO)は同日、米主要メディアのインタビューで、「供給過剰や在庫増加、需要縮小によって、北米鉄鋼市場は今後数カ月は厳しい状況が続くだろう」と述べた。その上で、「どこかの時点で反転するはずだが、落ちてゆくナイフのようなものでどこで底を打つのか分からない」と説明している。
2021年に好景気にわいた北米鉄鋼市場は、22年に厳しくなるとの見方が足元で広がってきた。米国では昨年、鉄鋼製品の価格が一時1トン当たり約2000ドルと過去最高値を更新。価格が上昇する中で出荷量が増えたことから、北米大手鉄鋼メーカーは21年通期で記録的な収益を記録したと見込まれている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
カナダ同業ステルコ・ホールディングスのアラン・ケステンバウム最高経営責任者(CEO)は同日、米主要メディアのインタビューで、「供給過剰や在庫増加、需要縮小によって、北米鉄鋼市場は今後数カ月は厳しい状況が続くだろう」と述べた。その上で、「どこかの時点で反転するはずだが、落ちてゆくナイフのようなものでどこで底を打つのか分からない」と説明している。
2021年に好景気にわいた北米鉄鋼市場は、22年に厳しくなるとの見方が足元で広がってきた。米国では昨年、鉄鋼製品の価格が一時1トン当たり約2000ドルと過去最高値を更新。価格が上昇する中で出荷量が増えたことから、北米大手鉄鋼メーカーは21年通期で記録的な収益を記録したと見込まれている。
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