2021/12/02 10:33
3Q上振れでアンバレラ14%高、CV需要拡大で増収ペース加速
1日のNY株式市場では、動画処理半導体大手のアンバレラ(@AMBA/U)が前日比14.13%高の204.89ドルと急伸し、過去最高値を更新して取引を終えた(場中では一時、前日比26.73%高の227.52ドルまで急伸)。足元の好業績などが寄与している。
前日引け後に発表された第3四半期(8〜10月)決算は、売上高が前年同期比64.31%増の9216万ドルに伸びる中、純損益が75万ドルの黒字に転換するという結果で(前年同期は1707万ドルの赤字)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、6.33倍の0.57ドル)ともに市場予想(それぞれ約9035万ドル、約0.49ドル)を上回った。
過去数年来で最も速い増収ペースを記録した格好。自動車業界を中心にコンピューター・ビジョン(CV)向けチップの需要拡大が追い風となっている。カンファレンスコールでは、CV向けSoCの出荷数は前年同期比で4倍に膨らみ、累計出荷数が500万個を超えたことを発表した(うち車載向けの出荷は100万個超)。また、米Rivian、中国・陝西汽車のトラックに同社CV製品が搭載されていることも明らかにしている。
なお、会社側は第4四半期(21年11月〜22年1月)の業績について、売上高を8850万〜9150万ドルと予想した。市場予想(約8820億ドル)をわずかながら上回る水準にとどまった格好だが、フェルミ・ワン最高経営責任者(CEO)は「当社の業務執行能力は引き続き強いものの、サプライチェーンのダイナミクスを予測することは依然として困難。他社の部品不足がより重要になり、当社の業績や見通しを左右する要因となっているためだ」と釈明している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日引け後に発表された第3四半期(8〜10月)決算は、売上高が前年同期比64.31%増の9216万ドルに伸びる中、純損益が75万ドルの黒字に転換するという結果で(前年同期は1707万ドルの赤字)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、6.33倍の0.57ドル)ともに市場予想(それぞれ約9035万ドル、約0.49ドル)を上回った。
過去数年来で最も速い増収ペースを記録した格好。自動車業界を中心にコンピューター・ビジョン(CV)向けチップの需要拡大が追い風となっている。カンファレンスコールでは、CV向けSoCの出荷数は前年同期比で4倍に膨らみ、累計出荷数が500万個を超えたことを発表した(うち車載向けの出荷は100万個超)。また、米Rivian、中国・陝西汽車のトラックに同社CV製品が搭載されていることも明らかにしている。
なお、会社側は第4四半期(21年11月〜22年1月)の業績について、売上高を8850万〜9150万ドルと予想した。市場予想(約8820億ドル)をわずかながら上回る水準にとどまった格好だが、フェルミ・ワン最高経営責任者(CEO)は「当社の業務執行能力は引き続き強いものの、サプライチェーンのダイナミクスを予測することは依然として困難。他社の部品不足がより重要になり、当社の業績や見通しを左右する要因となっているためだ」と釈明している。
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