7日のNY株式市場では、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が前日比2.56％高の116.26ドルと続伸して取引を終えた。投資・調査会社が投資判断と目標株価を引き上げたことが好感されている。
　MKMパートナーズは最新リポートで、投資判断を「ニュートラル」→「バイ」、目標株価を114→130ドルに上方修正。「長期的な見通しに前向きになった」と説明している。その上で、最近の株価の下落は買いの好機と推奨した。
　スターバックスは10月、従業員の昇給費用などを含めて約10億ドルを投資する方針を示した。MKMはこれらが短期的にはファンダメンタルズの重荷になると見ているものの、営業モデルの強化につながるとともに、従業員と顧客を優先する姿勢が長期的には好業績をもたらすと期待している。
　米国で飲食チェーンの人員不足が目立つなか、スターバックスは従業員の最低時給をすでに15ドルに引き上げているほか、22年夏季までに平均で約17ドル(職種に応じて15〜23ドル)に引き上げる予定だ。


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