ECサイト構築支援サービスのショッピファイ(@SHOP/U)は11日、クラスA株・クラスB株含め「1→10株」の株式分割を計画していると発表したほか、新たな株式クラス「創業者株式（founder share）」の創設を株主に求めることを明らかにした。
　この提案を実行するには、6月7日に開かれる年次株主総会で3分の2の株主が承認する必要がある。承認された場合、6月22日引け時点で登録されている株主に対し、同月28日引け後に保有1株当たり追加で9株を付与する。発行済み株式総数が10倍になる一方、比例して1株当たりの株価も下がるため。時価総額は変わらない。
　譲渡不可能な「創業者株式」とは、トビ・ルーク最高経営責任者(CEO)の議決権を強化するもの。ルーク氏が同社に在籍して働く限り、ルーク氏（現在6.5％の株式を保有）やその家族、関連会社などが保有するクラスB株と合わせ、彼の議決権40％を維持する（可変数の議決権をルーク氏に付与する）。現地メディアによると、基本的に一般株主の利益にならないものの、他社から敵対的買収を受けにくくなるという。


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