2022/08/08 11:12
クラウド電話APIのトゥイリオ14%安、2Q上振れも需要減速に警戒感
先週末5日のNY株式市場では、クラウド電話API大手のトゥイリオ(@TWLO/U)が前日比13.51%安の84.92ドルと急落して取引を終えた。足元業績が上振れたものの、弱めのガイダンスが警戒されている。
前日引け後に発表された第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比41.02%増の9億4335万ドルに伸びる一方、純損失も3億2276万ドルに膨らむという結果で(前年同期は2億2785万ドルの純損失)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、マイナス0.11ドル)がともに市場予想(それぞれ約9億1822万ドル、約マイナス0.20ドル)を上回った。
ただ、市場が注目したのはガイダンスの動向。会社側は第3四半期(7〜9月)の売上高を「前年同期比30〜32%増の9億6500万〜9億7500万ドル(中間値:9億7000万ドル)」と予想したが、市場予想(約9億7900万ドル)をやや下回った。
一部のブローカーは格下げに動いた。例えばスタイフェルは最新リポートで、トゥイリオに対する投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げ、目標株価を200→90ドル(↓55%)に下方修正。「短期的な業績見通しがそれほど明瞭でないように思われ、中長期的なマージンに対する懐疑論もくすぶっているため、業績を大きく改善するまでは株価が圧迫される恐れがある」と分析している。また、いくつかの契約で成約に時間がかかっていること、社内の一部部門で採用を遅らせ始めている点も指摘した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日引け後に発表された第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比41.02%増の9億4335万ドルに伸びる一方、純損失も3億2276万ドルに膨らむという結果で(前年同期は2億2785万ドルの純損失)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、マイナス0.11ドル)がともに市場予想(それぞれ約9億1822万ドル、約マイナス0.20ドル)を上回った。
ただ、市場が注目したのはガイダンスの動向。会社側は第3四半期(7〜9月)の売上高を「前年同期比30〜32%増の9億6500万〜9億7500万ドル(中間値:9億7000万ドル)」と予想したが、市場予想(約9億7900万ドル)をやや下回った。
一部のブローカーは格下げに動いた。例えばスタイフェルは最新リポートで、トゥイリオに対する投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げ、目標株価を200→90ドル(↓55%)に下方修正。「短期的な業績見通しがそれほど明瞭でないように思われ、中長期的なマージンに対する懐疑論もくすぶっているため、業績を大きく改善するまでは株価が圧迫される恐れがある」と分析している。また、いくつかの契約で成約に時間がかかっていること、社内の一部部門で採用を遅らせ始めている点も指摘した。
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