2022/05/18 10:35
コスト増懸念でウォルマート11%安、マクミロンCEO「結果は予想外」
17日のNY株式市場では、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が前日比11.38%安の131.35ドルと急落して取引を終えた。コスト増が利益を押し下げている状況が直近決算で明らかになったことが懸念材料だ。
この日発表された第1四半期(2〜4月)決算は、売上高が前年同期比2.35%増の1415億6900万ドルと小幅な伸びを確保する一方、純利益が同24.76%減の20億5400万ドルに落ち込むという結果で、売上高が市場予想(約1390億9300万ドル)を上回る半面、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、1.30ドル)が市場予想(約1.48ドル)を大きく下回った。
ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は決算資料で「最終利益の結果は予想外であり、異常な環境を反映している」とコメントし、現在の米インフレ率が約40年ぶりの高水準で推移していることに言及した。「米国のインフレ水準(特に食品と燃料)は、マージンミックスと運用コストに予想以上の圧力をかけた」と説明している。ブレット・ビッグス最高財務責任者(CFO)も「燃料価格の急上昇、人件費の上昇、アグレッシブな在庫水準が業績の重荷となった」と指摘した。
こうしたなか、会社側は利益ガイダンスを下方修正。23年1月通期の予想業績について、米既存店増収率を前年比「3%強」→「約3.5%」に引き上げる一方、調整後EPS成長率を前年比「5〜6%」→「前年並み」に引き下げた。サプライチェーンのコスト上昇、インフレ圧力の継続などを理由に挙げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
この日発表された第1四半期(2〜4月)決算は、売上高が前年同期比2.35%増の1415億6900万ドルと小幅な伸びを確保する一方、純利益が同24.76%減の20億5400万ドルに落ち込むという結果で、売上高が市場予想(約1390億9300万ドル)を上回る半面、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、1.30ドル)が市場予想(約1.48ドル)を大きく下回った。
ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は決算資料で「最終利益の結果は予想外であり、異常な環境を反映している」とコメントし、現在の米インフレ率が約40年ぶりの高水準で推移していることに言及した。「米国のインフレ水準(特に食品と燃料)は、マージンミックスと運用コストに予想以上の圧力をかけた」と説明している。ブレット・ビッグス最高財務責任者(CFO)も「燃料価格の急上昇、人件費の上昇、アグレッシブな在庫水準が業績の重荷となった」と指摘した。
こうしたなか、会社側は利益ガイダンスを下方修正。23年1月通期の予想業績について、米既存店増収率を前年比「3%強」→「約3.5%」に引き上げる一方、調整後EPS成長率を前年比「5〜6%」→「前年並み」に引き下げた。サプライチェーンのコスト上昇、インフレ圧力の継続などを理由に挙げている。
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