先週末1日のNY株式市場では、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が前日比3.81％安の146.99ドルと下落して取引を終えた。有力ブローカーが推奨リストから削除したことが嫌気された格好だ。
　JPモルガンは最新リポートで、クアルコムとIT機器大手のアップル(@AAPL/U)を「アナリストフォーカスリスト」から消した。「マクロ経済の弱さが最終需要に影響を及ぼし、テレビやPC、スマートフォン、自動車などの最終需要期待をさらに引き下げる」と警戒感を示している。長期的な期待に基づき、両銘柄の投資判断を「オーバーウエイト」に据え置いたが、楽観スタンスをやや後退させた格好だ。
　消費者の需要鈍化を見込む半面、通信・クラウド関連の支出増には期待。通信ネットワーク機器を手掛けるアリスタ ネットワークス(@ANET/U)とシエナ(@CIEN/U)を同「リスト」に追加している。


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