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2022/08/19 09:42

タペストリー:4Qは調整後EPSが上振れ、20%の増配を決定 無料記事

 ファッションブランド大手のタペストリー(@TPR/U)は第4四半期(4〜6月)決算を発表し、売上高が前年同期比0.58%増の16億2490万ドルにとどまるなか、純利益が同5.50%減の1億8880万ドルに落ち込んだことを明らかにした。
 特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は0.78ドル。売上高が市場予想(約16億4200万ドル)を下回る半面、同EPSは市場予想(約0.77ドル)を上回る。
 売上高は新型コロナ禍以前の2019年同期と比べて7%増加した。ブランド別の増減収率は「コーチ」が前年同期比2%増、「ケイト・スペード」が1%増だったが、「スチュアート・ワイツマン」が15%減と振るわなかった。
 地域別では中華圏が30%台前半の減収を強いられたが、主力の北米や日本、欧州は2ケタ増となっている。ただ、輸送費用の上昇に伴い全体の粗利益は4.02%減の11億1920万ドルに縮んだ。
 会社側は23年6月通期業績に関し、売上高を約69億ドル、調整後EPS(非GAAP)を3.80〜3.90ドルと予想している。会社側はこのほか、四半期配当を1株当たり0.30ドル(↑20%)に引き上げることを決めた。


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