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2022/03/18 08:45

米国株大引け概況(詳報):続伸、ロシアのデフォルト懸念が後退 無料記事

 17日のNY株式市場は、ロシアによるデフォルト懸念が和らぐ中で買われる展開。主要指標のダウ平均は4日続伸して前日比417.66ドル(1.23%)高の3万4480.76ドル、ナスダック総合指数は3日続伸して178.23ポイント(1.33%)高の1万3614.78ポイントで取引を終えた。
 ロシア財務省は17日、「16日が期限となっていた約1億1700万ドル分のドル建て国債の利払いを実施した」と発表した。欧米の主要メディアによると、米ドルによって支払われたもようで、今回は債務不履行が避けられた形だ。主要3指数は朝方、そろって前日終値を割り込む場面もあったが、この報道を受けて騰勢を強めた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種が上昇。なかでも、エネルギーセクターの上げが目立つ(WTI先物4月限の清算値は、前日比8.4%高の1バレル102.98ドル)。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が2.67%、1.73%ずつ買われた。また、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が4.31%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が4.23%高と値を上げている。
 一般消費財セクターも堅調。電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が3.73%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.70%高、ホームセンターのホーム・デポ(@HD/U)が1.65%高と買われた。
 他の個別動向では、石油・ガス開発のオキシデンタル・ペトロリアム(@OXY/U)が9.47%高と急伸。ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイ(@BRK .B/U)が同社株について、追加で約1810万株(約9億8500万ドル相当)を取得していたことが刺激材料だ。


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