詳細
検索 (期間指定)
期間

2022/07/27 13:06

4Q下振れもマイクロソフト引け後4%高、23年度見通しは楽観的 無料記事

 26日のNYアフターマーケットでは、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/UA)が終値比3.97%高の261.90ドルと反発した(通常取引では、前日比2.68%安の251.90ドルと3日続落で終了)。足元業績が下振れたものの、経営陣が示した今後の見通しが楽観的だったことが好感されている。
 引け後に発表した第4四半期(4〜6月)決算は、12%増収・2%増益という結果で、収益ともに市場予想を下回った。増収ペースが2020年来で最も低くなり、希薄化後EPSが16年以降で初めて下振れた格好だ。為替が収益の押し下げ要因。会社側は「米ドル高によって、売上高が5億9500万ドル、EPSが0.04ドル減少した」と説明した(恒常通貨ベースでは16%増収・7%増益)。クラウド事業「Azure(アジュール)」も40%増収に減速し、市場予想(約43%増)を下回ったが、米ドル高の影響を除くと46%増収に上るという。
 ただ、市場の注目を集めたのは今後の動向。第1四半期(7〜9月)の予想売上高を「492億5000万〜502億5000万ドル(中間値497億5000万ドルで約10%増収の水準)」にとどめたが(市場予想:約515億ドル)、同社経営陣は23年度について「恒常通貨ベースでも米ドルベースでも、売上高と営業利益の双方で2ケタ成長を続けると期待している」と楽観的な見通しを繰り返した。
 「Azure」の先行きに関しても、サトヤ・ナデラ最高経営責任者(CEO)は強気。「当四半期ではより大規模でより長期のコミットメントがみられ、1億ドル超や10億ドル超の大型契約で記録的な数字になっている」とコメントした。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース