2022/04/21 14:44
インフレがピークに近い可能性あり=ジム・クレイマー氏
インフレ高進に伴う金融引き締め加速の懸念を背景に、年初から米株市況で軟調な展開が続いているものの、著名株式評論家から「インフレがピークに近い可能性がある」との見方が出ている。CNBC番組「Mad Money」の司会を務めるジム・クレイマー氏は20日、著名投資家ラリー・ウィリアムズ氏の分析を引用し、「インフレがすぐにピークに達するかもしれないこと」、「米国株式市況が底を打ちつつあり、6月末までラリーが続くこと(その後8月に調整が入り、夏の終わり頃から再びリバウンドすること)」などの可能性を示唆した。
クレイマー氏によると、ウィリアムズ氏が注目したのは物価動向の先行指標となる「Flexible consumer price index(フレキシブルCPI)」。価格変化が比較的速いアイテム群を加重平均した同指数がすでに記録的な高水準にあるほか、3カ月ベースの変化率で昨年にピークを付けていたことを指摘している。そのため、「表面上はまだ分からないが、われわれがすでにインフレの最終コーナーを曲がった可能性がある」という。
また、ウィリアムズ氏が「インフレ率(前年同月比)が高水準から低下するまで、歴史的に2.5%以上の水準が平均約29カ月間続いたこと」に注目していたことにも言及。現在すでに2.5%超の状態が14カ月ほど続いているため、「すでに道半ばまで来ている可能性がある」と指摘した。このほか、インフレサイクルが5年周期である点にも着目し、今年中ばごろに天井をつけ、25年にかけて下落基調を続けると予想している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
クレイマー氏によると、ウィリアムズ氏が注目したのは物価動向の先行指標となる「Flexible consumer price index(フレキシブルCPI)」。価格変化が比較的速いアイテム群を加重平均した同指数がすでに記録的な高水準にあるほか、3カ月ベースの変化率で昨年にピークを付けていたことを指摘している。そのため、「表面上はまだ分からないが、われわれがすでにインフレの最終コーナーを曲がった可能性がある」という。
また、ウィリアムズ氏が「インフレ率(前年同月比)が高水準から低下するまで、歴史的に2.5%以上の水準が平均約29カ月間続いたこと」に注目していたことにも言及。現在すでに2.5%超の状態が14カ月ほど続いているため、「すでに道半ばまで来ている可能性がある」と指摘した。このほか、インフレサイクルが5年周期である点にも着目し、今年中ばごろに天井をつけ、25年にかけて下落基調を続けると予想している。
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