2022/03/14 09:31
滴滴が44%安と暴落、香港上場の準備停止観測で
先週末11日のNY株式市場では、中国の配車サービス大手、滴滴出行(ディディ・グローバル、@DIDI/U)が前日比44.08%安の1.89ドルと暴落して取引を終えた。「香港上場に向けた準備を停止した」との観測報道が嫌気されている。
11日付ブルームバーグ通信が消息筋情報として伝えたところによると、中国当局が同社に対し、「敏感」な利用者データを扱うシステムを改良するよう求めたが、これに応じられなかったことが背景にあるもよう。当局は滴滴の幹部に対し、サイバーセキュリティに関する同社の案が不十分だと指摘したという。また、滴滴の主要アプリは昨年、中国のアプリストアから削除されたが、この措置も当面続く見通しだ。
滴滴は2021年12月、米ニューヨーク証券取引所での上場廃止を廃止し、香港上場に向けた手続きを行う方針を表明した。これまでの報道によると、滴滴は「紹介方式」での香港上場を計画。4月末にも申請を行い、6月の取引開始を計画していると伝わっていた。「紹介方式」は新株発行による資金調達を伴わないため、上場手続きが比較的簡単とされる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
11日付ブルームバーグ通信が消息筋情報として伝えたところによると、中国当局が同社に対し、「敏感」な利用者データを扱うシステムを改良するよう求めたが、これに応じられなかったことが背景にあるもよう。当局は滴滴の幹部に対し、サイバーセキュリティに関する同社の案が不十分だと指摘したという。また、滴滴の主要アプリは昨年、中国のアプリストアから削除されたが、この措置も当面続く見通しだ。
滴滴は2021年12月、米ニューヨーク証券取引所での上場廃止を廃止し、香港上場に向けた手続きを行う方針を表明した。これまでの報道によると、滴滴は「紹介方式」での香港上場を計画。4月末にも申請を行い、6月の取引開始を計画していると伝わっていた。「紹介方式」は新株発行による資金調達を伴わないため、上場手続きが比較的簡単とされる。
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