21日のNYアフターマーケットでは、スポーツ用品大手ナイキ（@NKE/UA）が同日終値比5.31％高の137.10ドルに上昇した（通常取引では前営業日比0.80％安の130.19ドル）。2022年度第3四半期の売上高が市場予想を上回ったことなどが好感されている。
　引け後に発表された21年12月〜22年2月業績は、売上高と希薄化後EPSがともに市場予想を上回った。売上高は前年同期比で約5％伸長。地域別では北米、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋・中南米、大中華圏のいずれも上振れている。なかでも、主力の北米が9％増の38億8200万ドルと好調だった。また、直営店舗やデジタルプラットフォームを通じた直販事業が15％の増収を果たしている。
　会社側は22年5月期通期の増収率について、「一ケタ台半ば」の見通しを維持した。
　なお、ウクライナ侵攻後、営業を停止しているロシア事業に関しては、国内すべての店舗を一時閉鎖し、オンライン販売も停止した。ただ、ロシアとウクライナの売上高比率は世界全体の1％未満という。


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