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2022/01/21 08:38

ペロトンが24%安、生産一時停止報道を嫌気 無料記事

 20日のNY株式市場では、在宅フィットネス企業のペロトン・インタラクティブ(@PTON/U)が前日比23.93%安の24.22ドルと急落して取引を終えた。生産一時停止報道が嫌気され、2019年9月上場時の公募価格(29ドル)を下回っている。
 同日付CNBCが内部文書を引用して伝えたところによると、ペロトンは2〜3月の間、主力の自転車型トレーニングマシンの生産を一時停止する予定だ。昨年12月から生産を止めている高価格の「Bike+」に加え(6月まで生産停止予定)、対象を拡大している。また、トレッドミルマシン「Tread」についても2月から6週間は生産を一時停止する見通しだ。昨年のリコール後、「Tread+」の生産はすでに停止している(22年度の生産予定はない)。
 ペロトンは現在、在庫調整が必要なもよう(倉庫や貨物船に何千台もの同社製トレーニングマシンが置かれている状態)。コロナ禍で需要が急増したことが最終需要に関する間違った予測につながったようだ。今月10日付の社内文書によると、消費者が価格に敏感になったことや競合他社の事業拡大によって、コネクテッド・フィットネス機器の需要が世界的な急減に直面しているという。
 すでに18日には、リストラ観測が報じられた。コンサルティング大手マッキンゼーの助言を得てコスト構造の見直しを進め、人員の削減と一部店舗の閉鎖を検討しているもようだ。


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