SNS「フェイスブック」を運営するメタ・プラットフォームズ(@FB/U)は1日、シェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が退任する方針を伝えたことを公表した。COO退任後も取締役は続ける。COOの後任には、ハビエル・オリバン最高成長責任者(CGO)が就く予定だ。
　2008年からCOOを務めてきたサンドバーグ氏は、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の副官として知られる著名幹部。サンドバーグ氏がフェイスブックに投稿したメモによると、サンドバーグ氏はメタの取締役会に残るものの、職務の引き継ぎを終えた後、今秋に辞める見通し。今夏に再婚した後、慈善活動などにより専念するという。
　ザッカーバーグ氏は自身の投稿で、サンドバーグ氏の退任について「一つの時代の終わり（end of an era）」と表現し、彼らのようなビジネスパートナーシップがこれほど長く続いたことを「稀なこと(unusual)」だったと指摘。「シェリルはわれわれの広告ビジネスを設計し、優秀な人材を採用し、経営文化を築き上げ、私に会社経営の方法を教えてくれた」と称賛している。また、後任のオリバン氏の責任については、サンドバーグ氏と異なり、社内の運営面の分野に絞った「より伝統的なCOOの役割」になると補足した。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。