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2022/02/03 09:41

AMDが5%高、4Q決算や22年見通しの上振れを好感 無料記事

 2日のNY株式市場では、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が前日比5.12%高の122.76ドルと4日続伸して取引を終えた。好決算や強気のガイダンスなどが刺激材料だ。
 前日引け後に発表した第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比48.76%増の48億2600万ドルに伸びる一方、純利益が同45.31%減の9億7400万ドルに縮小するという結果で、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、77%増の0.92ドル)ともに市場予想(現地メディアによるとそれぞれ約45億3000万ドル、約0.76ドル)を上回った。コロナ禍でPC・電子機器の販売が急増するなか、パフォーマンスの向上した新製品を投入していることが寄与している。調整後・粗利益率は50%(↑5ポイント)に上向いた。
 会社側は22年通期についても堅調な見通しを示した。売上高を「約215億ドル(前年比31%増)」、調整後・粗利益率を「約51%」と予想している(予想売上高は市場予想の約193億ドルを上回る水準)。第1四半期(1〜3月)に関しては、売上高を「49億〜51億ドル(前年同期比約45%増)」、調整後・粗利益率を「約50.5%」に見込んだ(予想売上高は市場予想の約44億ドルを上回る水準)。
 ブローカーの間では、目標株価を引き上げる動きが相次ぐ状態。例えばバンク・オブ・アメリカは最新リポートで、「バイ」の投資判断を続けた上で、目標株価を175→190ドル(↑9%)に引き上げた。「AMDのPC向け、サーバー向け双方の市場シェアがまだ小さいため、競合インテル(@INTC/U)からさらに奪える余地がある」と期待している。コーウェンも「アウトパフォーム」の投資判断を維持し、目標株価を150→160ドル(↑7%)に上方修正している。


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