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2022/01/04 09:08

テスラ13%高、4Q・通期納車実績の上振れを好感 無料記事

 週明け3日のNY株式市場では、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が前営業日比13.53%高の1199.78ドルと急騰して取引を終えた。足元の販売好調が好感されている。
 同社はこの日、2021年第4四半期(10〜12月)の営業実績を発表し、納車台数が30万8600台に上ったことを明らかにした(生産台数は30万5840台)。四半期ベースで過去最高を達成した格好。前年同期比で70.90%増、前期比で27.89%増の水準を記録し、市場予想(約26万7000台)を大きく上回っている(クレディ・スイスなど一部のブローカーは約29万台など強気な予想をしていたが、それをさらに上回っている)。
 21年の通期では、93万6172台を出荷したと発表(生産台数は93万422台)。前年比で87.40%増え、こちらも市場予想(約89万7000台)を上回った。車種別の内訳は、高級車の「モデルS」と「モデルX」が合計で2万4964台にとどまる半面、廉価版の「モデル3」と「モデルY」が合計で91万1208台に伸びている(前年比ではそれぞれ56.23%減、105.91%増)。
 CNBCなど米現地メディアによると、テスラは今後、増産体制を一段と進める構え。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は2030年までに販売台数を2000万台規模に膨らますという野心的な考えを示している。今年はテキサス州オースティンの新工場で「モデルY」の生産を始めるほか、ドイツ・ブランデンブルク工場の操業を目指す。


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