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2021/08/18 10:57

ウォルマートの2Q上振れ、米既存店売上高は5.2%増 無料記事

 小売り大手のウォルマート(@WMT/U)は第2四半期(5〜7月)決算を発表し、売上高が前年同期比2.40%増の1410億4800万ドルに上向く一方、事業売却損や保有株式の再評価損益などの計上で純利益が同33.97%減の42億7600万ドルに縮小したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は14.10%増の1.78ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約1371億3900万ドル、約1.57ドル)を上回った。
 会費収入などを除いた純売上高は2.2%増の1398億7100万ドル。事業部門別では、ウォルマート・インターナショナルが15.2%減の230億3500万ドルに縮小する一方、主力のウォルマートUSが5.3%増の981億9200万ドル、会員制ホールセール・ストアのサムズ・クラブが13.9%増の186億4400万ドルに拡大した。
 米国の既存店売上高(ウォルマートUS、燃料販売除く)が5.2%増加。経済回復や景気刺激策などを背景に売上高が上向いた。客単価はやや下落(↓0.8%)したものの、客数の伸び(↑6.1%)やオンライン販売の増加(↑6%)などが業績に寄与している。カテゴリー別では、ヘルス&ウェルネスカテゴリーがビジョンセンターの再開などで10%台半ばの伸びとなったほか、食品カテゴリーも全般的に好調だった。
 会社側は2022年通期(21年2月〜22年1月)の業績について、事業売却の影響を除いた増収率を「6〜7%」、同ベースのEPSを「6.20〜6.35ドル」と予想した。


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