2022/03/03 11:00
スノーフレーク引け後22%安、増収率の減速見通しに警戒感
2日のNYアフターマーケットでは、データ特化のクラウドサービス企業スノーフレーク(@SNOW/UA)が終値比22.36%安の205.51ドルと急落して取引を終えた(通常取引は前日比0.57%高の264.69ドルとほぼ横ばいで終了)。足元業績が上振れているものの、これまで3ケタの高成長を続けてきたハイパーグロース銘柄なだけに増収ペースの鈍化見通しが警戒された格好だ。
引け後に発表された第4四半期(21年11月〜22年1月)決算は、101%増収・赤字縮小で上振れという好結果だが、第3四半期(8〜10月)の110%増収から成長率がやや減速した。
さらに注目を集めたのはガイダンスの動向。会社側は23年度(22年2月〜23年1月)通期の(収益の大部分を占める)プロダクト収入を「18億8000万〜19億ドル(前年比65〜67%増)」、第1四半期(2〜4月)の同収入を「3億8300万〜3億8800万ドル(前年同期比79〜81%増)」と予想した。
CNBCなど米現地メディアによると、この増収率ガイダンスはともに中間値ベースで市場予想(それぞれ約66%、約78%)にほぼ一致するか上回っているものの、会社側が成長ペースの減速を示唆したことは事実。スノーフレークがデータ向けクラウドサービスの主要プレイヤーであることは間違いないが、足元ではマイクロソフト「Azure」やアマゾン「AWS」などパブリッククラウド大手との競争が激化しつつある――との見方も浮上している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
引け後に発表された第4四半期(21年11月〜22年1月)決算は、101%増収・赤字縮小で上振れという好結果だが、第3四半期(8〜10月)の110%増収から成長率がやや減速した。
さらに注目を集めたのはガイダンスの動向。会社側は23年度(22年2月〜23年1月)通期の(収益の大部分を占める)プロダクト収入を「18億8000万〜19億ドル(前年比65〜67%増)」、第1四半期(2〜4月)の同収入を「3億8300万〜3億8800万ドル(前年同期比79〜81%増)」と予想した。
CNBCなど米現地メディアによると、この増収率ガイダンスはともに中間値ベースで市場予想(それぞれ約66%、約78%)にほぼ一致するか上回っているものの、会社側が成長ペースの減速を示唆したことは事実。スノーフレークがデータ向けクラウドサービスの主要プレイヤーであることは間違いないが、足元ではマイクロソフト「Azure」やアマゾン「AWS」などパブリッククラウド大手との競争が激化しつつある――との見方も浮上している。
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