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2022/04/08 09:47

京東トップの劉氏がCEO退任、中国で著名IT企業創業者の引退が続く 無料記事

 中国の電子商取引(Eコマース)大手、京東集団(JDドットコム:9618/HK、@JD/U)は7日、創業者で会長兼CEO(最高経営責任者)の劉強東氏がCEO職を退任すると発表した(董事長職は継続)。徐雷・総裁が同日付でCEO職を引き継ぐ。
 新CEOの徐氏は、京東入りして10年以上が経過。これまで子会社である京東零售のCEO、グループの最高マーケティング責任者(CMO)などを歴任している。
 中国では政府がテクノロジー業界への締め付けを強めた2020年前後から、IT業界で著名な創業者の引退が相次ぐ状態。19年9月にEC大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ、@BABA/U)の創業者、馬雲氏が正式に会長職を退任したほか(発表自体は18年9月)、ショート動画投稿アプリ「TikTok」(ティックトック:中国でのサービス名は抖音)を提供する北京字節跳動科技(バイトダンス)も昨年5月、共同創業者の一人である張一鳴氏が最高経営責任者(CEO)職を退任した。このほか、バイトダンス競合の快手科技が21年11月、共同創業者の宿華氏がCEOを退任すると発表したほか(董事長職は継続)、新興ECのピンドゥオドゥオ(@PDD/U)でも21年3月に創業者の黄崢・董事長が退任している。
 7日のNY株式市場では、中国ADRが総じて軟調。阿里巴巴が前日比3.17%安、京東が3.34%安、ピンドゥオドゥオが6.45%安、ネット検索大手のバイドゥ(百度、@BIDU/U)が3.06%安、ビリビリ(@BILI/U)が8.03%安、オンライン証券大手のフツ・ホールディングス(富途控股、@FUTU/U)が6.95%安、電気自動車(EV)新興企業のニーオ(蔚来汽車、@NIO/U)が6.09%安で引けている。


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