米エネルギー省エネルギー情報局（EIA）は8日、週間石油統計を発表し、12月3日時点の原油在庫量が前週比24万1000バレル減の4億3287万バレルに縮小したことを明らかにした。減少幅は市場予想（約117万バレル減）より小さい。
　ガソリン在庫は388万2000バレル増の2億1930万4000バレル。増加幅は市場予想（約140万バレル増）より大きかった。
　オクラホマ州クッシングの原油在庫量は、237万3000バレル増の3091万7000バレルに上向いている。
　EIAは毎週末、米国の企業が在庫として保有する商業用原油の週間増減を測定し、翌週の水曜日に公表。原油を含む各種石油製品の市況に影響を与えることがあるため、同在庫水準は注目されている。なお、オクラホマ州クッシングはNYMEXで取引されているWTI原油先物の現物受け渡し地。パイプラインを通じて米国各地から運ばれてきた原油の貯蔵庫が集積している。


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