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2021/08/06 11:45

シトリックスの第2四半期は増収減益、売上高が下振れ 無料記事

 仮想化ソリューション大手のシトリックス・システムズ(@CTXS/U)は第2四半期(4〜6月)決算を発表し、売上高が前年同期比1.64%増の8億1211万ドルと小幅な伸びにとどまる中、純利益が同44.40%減の6276万ドルに縮小したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は1.24ドル。同EPSは市場予想(約1.24ドル)と同水準だったものの、売上高は市場予想(約8億4530万ドル)を下回った。
 全体のARR(年間経常収益)は19.06%増の30億2300万ドルに拡大(買収したWrikeを除くと13%の伸び)。うちサブスクリプションARRは73.86%増の16億5000万ドル、SaaS ARRは74.23%増の10億2800万ドルに伸長している。
 永続ライセンスからサブスクリプション型への移行を進める中、全体の売上高は小幅増にとどまった。サブスクリプション収入が53.73%増の3億7427万ドルに伸びる一方、プロダクト&ライセンス収入が54.83%減の5868万ドル、サポート・サービスが10.90%減の3億7915万ドルに縮小した。
 会社側は21年通期の業績動向について、売上高を32億2000万〜32億5000万ドルと予想。調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は4.75〜4.95ドルに見込んでいる。


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