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2022/02/04 11:33

ピンタレストの4Q上振れ、月間アクティブユーザー数は6%減 無料記事

 画像収集アプリのピンタレスト(@PINS/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比19.98%増の8億4665万ドルに拡大する一方、純利益が同15.94%減の1億7469万ドルに縮小したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は同13.95%増の0.49ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約8億3237万ドル、約0.42ドル)を上回った。
 リテール広告主からの需要が堅調。中小規模の広告主や海外売り上げの伸びが業績に寄与し全体では2割増収となった。米国と海外の売上高はそれぞれ11%増の6億4800万ドル、61%増の1億9900万ドルに拡大している。海外売上高が全体に占める比率は23%まで増加した。
 月間アクティブユーザー数(MAUs)は全体で6%減少。主力市場の米国MAUsが前年同期比12%減の8600万人、海外MAUsが4%減の3億4600万人にそれぞれ縮小した。コロナ禍からの経済活動の回復や検索アルゴリズム変更によるトラフィック減少などが響いている。一方、ユーザー1人あたり売上金額(ARPU)は23%増の1.93ドル(米国が25%増の7.43ドル、海外が62%増の0.57ドル)に上向いた。
 会社側は第1四半期(1〜3月)の業績動向について、売上高成長率を前年同期比で「10%台後半」と予想。非GAAPベースの営業費用については、前四半期比で10%程度の増加を見込んでいる。


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