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2022/01/27 13:33

ボーイングの4Q赤字継続、787型機に絡む費用計上が重荷 無料記事

 航空機大手のボーイング(@BA/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比3.33%減の147億9300万ドルに縮小する中、純損失が41億4300万ドルと赤字が継続したことを明らかにした(前年同期は84億2000万ドルの赤字)。787型機に絡む追加費用の計上が重荷となっている。売上高は市場予想の約166億7400万ドルを下回った。
 部門別の売上高は、主力の民間航空機が前年同期並み(0.46%増)の47億5000万ドル、グローバル・サービスが14.94%増の42億9100万ドルに拡大する半面、防衛・宇宙・セキュリティが13.52%減の58億6200万ドルに縮小した。
 民間航空機部門の納入機体数は全体で99機に拡大(前年同期は59機)。運航再開が認められた737MAXを含む737型機が84機納入されたことで前年同期から大幅増となった。ただ787型機については製造上の問題などから引き続き納入が見送られている。これに絡み非現金性の追加コスト35億ドルを計上した。2023年までに約20億ドルの追加費用を見込んでいる。
 民間航空機の新規受注状況については、737MAXが164機、同貨物機が24機。部門全体の受注残は4200機超、ドル換算で2970億ドルに上っている。


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