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2022/03/23 09:06

FRBは5月と6月の会合で0.50%ずつ利上げか=ゴールドマン 無料記事

 米金融当局者のタカ派寄りの発言を受け、利上げペースの加速を一部のブローカーが予測している。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、米連邦準備理事会(FRB)が今後により積極的な利上げを行うと想定し、「5月と6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%ずつ利上げする」と予想した。その後、22年残り4回の会合(7月、9月、11月、12月)で0.25%ずつ引き上げ、23年第1四半期〜第3四半期まで四半期ごとに計3回利上げすると見込んでいる。
 同予想の根拠は、パウエルFRB議長のスピーチ内での言葉選び。ゴールドマンは「1月時点の『着実に(steadily)』から現在『迅速に(expeditiously)』へ言葉が変わったのは、0.50%の利上げが来るサインだ」と分析している。
 FRBは先週16日のFOMCで、市場予想通り0.25%の利上げを決定し、年内残りのFOMCで計6回分の利上げを実施するとの見通しを示したばかり。ただ、パウエルFRB議長は週明け21日の全米企業エコノミスト協会(NABE)向けの講演で「労働市場は非常に強く、インフレは高すぎる」との見解を示し、「1回または複数回の会合で政策金利を0.25%以上引き上げるなど、よりタカ派的な行動が適切だと結論付けた場合は、そうするだろう」とコメントしている。


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