1日のNYアフターマーケットでは、クラウド顧客管理大手のセールスフォース(@CRM/UA)が同日終値比15.79％高の193.78ドルと急伸した(通常取引では前日比2.29％高の167.35ドル)。2023年度第4四半期決算と24年度通期ガイダンスの上振れが追い風だ。
　引け後に発表された22年11月〜23年1月期業績は、売上高(83億8400万ドル)と調整後の希薄化後EPS(1.68ドル)がそろって市場予想(それぞれ約79億9900万ドル、約1.36ドル)を上回った。
　同時に公表された24年1月期ガイダンスも好内容で、売上高を345億〜347億ドル、調整後の希薄化後EPS(非GAAP)を7.12〜7.14ドルと予想。いずれも市場予想(それぞれ約340億5000万ドル、約5.78ドル)を大きく上振れている。
　好決算と強気のガイダンスを受け、バークレイズは最新リポートで「セールスフォースの24年度予想マージンは27％と(同業他社に比べて)非常に高いほか、自社株買いの設定枠(約200億ドル相当に拡大)も大きい。今後の株価上昇が期待できる」とコメントした。


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