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2022/12/21 09:55

テスラ8%安、ブローカーが目標株価を下方修正 無料記事

 20日のNY株式市場では、米電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が前日比8.05%安の137.80ドルと急落し、3日続落で取引を終えた。ゴールドマン・サックスやウェドブッシュに続き、新たにエバーコアISIが弱気な見方を示したことなどが嫌気されている。
 エバーコアISIは最新リポートで、テスラに対して「インライン」の投資判断を継続する一方、目標株価を300→200ドル(↓33%)に下方修正した。この弱気な見方は、テスラ株が重要な下値支持線を下回ったことによるもの。エバーコアISIは、「150〜163ドルの株価水準は、さらなる下落を防ぐための重要な戦線だったが、(守るのに)失敗した」とコメントした(19日終値:149.87ドル)。約2年前にテスラ株を買った人が含み損を抱えることになった点を指摘している。いったん同水準(2025年予想PERで約20倍)を割ると、投資家はバリュエーション面に目が行き、100ドル水準をテストする可能性も指摘した。
 テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がSNS大手ツイッターを買収した10月27日以降、テスラ株は下落基調が継続中。マスク氏がツイッターの経営に注力していることが懸念されたほか、景気減速に伴ってテスラ車の需要が悪化する可能性などが警戒されている。ツイッター経営に関しては、マスク氏が18日にフォロワーに向けて「私はツイッターの責任者を辞任すべきか?私はこの世論調査の結果に従う」とツイート。投票に1750万人以上が参加し、57.5%が「Yes」を選択した。20日付CNBCの消息筋情報によると、マスク氏はツイッターの新たなCEOを探しているという。


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