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2022/10/07 08:51

米国株AMDが3Qの業績を警告、PC需要の減速などで3割増収にとどまる 無料記事

 半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)は6日引け後、第3四半期(7〜9月)の暫定決算を発表し、売上高が前年同期比29%増の約56億ドル(前期比15%減)、調整後・粗利益率(非GAAP)が約50%にとどまったことを明らかにした。今年8月初に第2四半期(4〜6月)決算を発表した時には、売上高を「65億〜69億ドル(前年同期比約55%増)」、調整後・粗利益率を「約54%」と予想していたが、大きく下振れた格好だ。
 会社側によると、この業績はクライアント向け(PC向け)の売上高が前年同期比40%減の約10億ドルに落ち込み、下振れたことによるもの。PC市場の見通しが悪化したこと、PCサプライチェーン全体で大幅な在庫調整が行われたこと――などでプロセッサの出荷が減少した。平均販売価格(ASP)の低下によってマージンも悪化している。一方、データセンター向け(45%増の約16億ドル)、ゲーム向け(14%増の約16お億ドル)、エンベデッド向け(1549%増の約13億ドル)などは大きく伸び、従来予想通りだったという(エンベデッド向けの急増は年初に完了したザイリンクス買収によるもの)。
 AMD株は6日のNYアフターマーケットで(日本時間8時48分現在)、終値比4.24%安の64.97ドルと売られた(通常取引は前日比0.13%安の67.85ドルで取引を終了)。同業のインテル(@INTC/UA)やエヌビディア(@NVDA/UA)も連れ安し、それぞれ3.16%安、2.87%安と値を下げている。


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