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2023/02/10 14:01

4Q下振れなどでリフト引け後30%安、競合ウーバーと明暗 無料記事

 9日のNYアフターマーケットでは、配車サービス大手のリフト(@LYFT/UA)が終値比30.27%安の11.31ドルと急落した(通常取引では前日比3.16%安の16.22ドルと大幅続落)。ここにきて最大手ウーバー・テクノロジーズ(@UBER/UA)に離されている状況が明らかになりつつあることが逆風だ。
 引け後に発表された第4四半期(2022年10〜12月)決算は、売上高が前年同期比21.14%増の11億7500万ドルに伸びる一方、純損失が5億8810万ドルと倍以上に拡大するという結果で(前年同期:2億8320万ドルの純損失)、売上高が市場予想(約11億5500万ドル)をやや下回り、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、マイナス0.74ドル)が市場予想(約0.13ドル)を大幅に下回った。調整後EBITDA(非GAAP)はマイナス4760万→マイナス2億4830万ドルと赤字が拡大(市場予想:約9004万ドル)。同マージンもマイナス4.9→マイナス21.1%(↓16.2ポイント)に悪化している。
 会社側は23年第1四半期(1〜3月)の業績について、売上高を「約9億7500万ドル」、調整後EBITDA(非GAAP)を「500〜1500万ドル」と予想した。前者は市場予想(約10億9000万ドル)を下回っている。
 ライバル企業と比べて精彩を欠く結果。前日(8日)に発表されたウーバーの第4四半期(10〜12月)は、売上高が前年同期比48.96%増の86億700万ドルに拡大する半面、純利益が同33.29%減の5億9500万ドルに縮小するという結果で、売上高が市場予想(約84億8000万ドル)を上回り、希薄化後EPS(0.29ドル)が予想外のプラスに転じた(市場予想は約マイナス0.12ドル)。


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