2023/07/27 09:43
メタの2Qは上振れ、3Q予想売上高も楽観的
SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/UA)は第2四半期(4〜6月)決算を発表し、売上高が前年同期比11.02%増の319億9900万ドル、純利益が同16.46%増の77億8800万ドルに拡大したことを明らかにした。売上高、希薄化後EPS(2.98ドル)ともに市場予想(それぞれ約310億6400万ドル、約2.92ドル)を上回っている。
2021年第4四半期(10〜12月)以来となる2ケタ増収を記録した形。広告の平均単価が16%下がったものの、アプリ全体の広告表示回数が34%増えたことが寄与した。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「良い四半期だった」と総括。「アプリ全体で引き続き強いエンゲージメントが見られたほか、『Llama 2』や『Threads』、『Reels』、新AI製品や秋に発売する『Quest 3』などここしばらく見た中で最もエキサイティングなロードマップがある」とコメントしている。
11%増収を記録する半面、総費用は10%増の226億700万ドルとやや控えめな伸び(営業利益率は29%でほぼ横ばい)。期中に事業の効率化を推進し、リストラ計画を6月末までに実質的に完了したことを報告している。
6月末時点で、傘下アプリ全体のデイリーアクティブユーザー(DAP)が7%増の30億7000万人、同月間アクティブユーザー(MAP)が6%増の38億8000万人に伸びた。
会社側は第3四半期(7〜9月)の売上高を320億〜345億ドルと予想した(前年同期実績:277億1400万ドル)。市場予想の約311億8000万ドルを上回っている。23年通期の総費用の見通しについては、追加の法務関連費用の計上を踏まえ、860億〜900億ドル(従来予想:880億〜910億ドル)に引き上げた。一方、設備投資額に関しては、270億〜300億ドル(従来予想:300億〜330億ドル)に引き下げ。同予想の下方修正については、全体的な投資削減でなく、非AIサーバーのコスト削減やプロジェクト・機器納入の遅れに伴うものという(データセンターやAI投資で24年の設備投資は増加する見通し)。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
2021年第4四半期(10〜12月)以来となる2ケタ増収を記録した形。広告の平均単価が16%下がったものの、アプリ全体の広告表示回数が34%増えたことが寄与した。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「良い四半期だった」と総括。「アプリ全体で引き続き強いエンゲージメントが見られたほか、『Llama 2』や『Threads』、『Reels』、新AI製品や秋に発売する『Quest 3』などここしばらく見た中で最もエキサイティングなロードマップがある」とコメントしている。
11%増収を記録する半面、総費用は10%増の226億700万ドルとやや控えめな伸び(営業利益率は29%でほぼ横ばい)。期中に事業の効率化を推進し、リストラ計画を6月末までに実質的に完了したことを報告している。
6月末時点で、傘下アプリ全体のデイリーアクティブユーザー(DAP)が7%増の30億7000万人、同月間アクティブユーザー(MAP)が6%増の38億8000万人に伸びた。
会社側は第3四半期(7〜9月)の売上高を320億〜345億ドルと予想した(前年同期実績:277億1400万ドル)。市場予想の約311億8000万ドルを上回っている。23年通期の総費用の見通しについては、追加の法務関連費用の計上を踏まえ、860億〜900億ドル(従来予想:880億〜910億ドル)に引き上げた。一方、設備投資額に関しては、270億〜300億ドル(従来予想:300億〜330億ドル)に引き下げ。同予想の下方修正については、全体的な投資削減でなく、非AIサーバーのコスト削減やプロジェクト・機器納入の遅れに伴うものという(データセンターやAI投資で24年の設備投資は増加する見通し)。
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