27日のNY株式市場では、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)が前日比2.90％安の236.70ドルと6日続落して取引を終えた。有力ブローカーによる目標株価の下方修正が逆風だ。
　シティグループは最新リポートで、マクドナルドの目標株価を275→246ドルへ約10％引き下げ(投資判断は「ニュートラル」を維持)。その理由として、ユーロ安と欧州経済の後退に対する懸念を挙げた。また、足元の株価バリュエーションについては「予想業績の引き下げを吸収する余地はない」と説明している。
　その上で、2022年7〜9月期業績は米国市場の成長次第と指摘。ユーロ安による為替差損と欧州の既存店売上高の伸びが低調(前年同期比で1ケタ台の前半)と予想されることを考慮すると、これらのマイナス材料を相殺するには、米既存店売上高の伸びが一ケタ台半ばを超えなければならないと記した。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。