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2022/10/27 09:13

SNS大手メタが引け後20%安、3Q利益や4Q予想の下振れで 無料記事

 26日のNYアフターマーケットでは日本時間9時10分時点で、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/UA)が終値比19.66%安の104.30ドルと急落した(通常取引では前日比5.59%安の129.82ドルで終了)。足元のコスト増やガイダンスの下振れなどが嫌気されている。
 引け後に発表された第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比4.46%減の277億1400万ドルに縮むなか、純利益が同52.19%減の43億9500万ドルに半減するという結果で、売上高が市場予想(約274億1200万ドル)ほど悪くなかったものの、希薄化後EPS(1.64ドル)が市場予想(約1.89ドル)を下回った。2四半期連続の減収となった格好。配信広告の表示回数が17%増えたものの、平均広告単価が18%低下したことが響いた。減収にもかかわらず、総費用が19%増えたため、営業利益率は36→20%(↓16ポイント)に悪化している。
 第4四半期には3四半期連続の減収になる見通し。会社側は10〜12月期の売上高を「300億〜325億ドル(前年同期実績:336億7100万ドル)」と予想し、前年同期比で3%〜11%減少すると見込んだ(市場予想:約322億ドル)。
 このところ注力するメタバース(仮想空間)事業も振るわず。VRヘッドセットやメタバース関連事業を手掛ける「Reality Labs(RL)」部門の第3四半期売上高は前年同期比48.92%減の2億8500万ドルとほぼ半減し、営業損失が36億7200万ドルに拡大した(前年同期:26億3100万ドルの営業損失)。年初来9カ月で累計約94億ドルの赤字を計上した形だが、会社側は「RL部門の営業損失は23年も前年比で大幅に増加する」と予想している。


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