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2023/08/31 09:59

セールスフォースの2Qは上振れ、通期見通しを上方修正 無料記事

 クラウド型顧客管理(CRM)ソフトウエア大手のセールスフォース(@CRM/U)は第2四半期(5〜7月)決算を発表し、売上高が前年同期比11.43%増の86億300万ドルに伸びるなか、純利益が18.63倍の12億6700万ドルに膨らんだことを明らかにした(前年同期の純利益は6800万ドル)。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は78.15%増の2.12ドル。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ約85億2700万ドル、約1.90ドル)を上回った。
 部門別の売上高は、主力のサブスクリプション・サポートが12.08%増の80億600万ドル、プロフェッショナルサービス・その他が3.46%増の5億9700万ドルに伸びた。
 マージンが改善。全体の営業利益率が2.5→17.2%(↑14.7ポイント)に上昇した。非GAAPベースでは19.9→31.6%(↑11.7ポイント)に上向いている。
 会社側は通期ガイダンスを上方修正。24年1月通期の予想業績について、売上高を「347億〜348億ドル(従来予想:345億〜347億ドル)」、調整後の希薄化後EPS(非GAAP)を「8.04〜8.06ドル(同:7.41〜7.43ドル)」に引き上げた。第3四半期(8〜10月)に関しては、それぞれ「87億〜87億2000万ドル」、「2.05〜2.06ドル」に見込む(市場予想はそれぞれ約86億6000万ドル、約1.84ドル)。
 セールスフォース株は30日、前日比1.45%高の215.04ドルで取引を終えた。引け後のアフターマーケットでは、終値比5%超の上げを記録している。


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