7日のNY株式市場では、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック、@META/U)が前日比6.53％高の96.72ドルと大幅続伸して取引を終えた。大規模リストラの観測報道が刺激材料となっている。
　6日付ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は関係筋情報として、「メタが今週、大規模な人員削減に乗り出すもよう」と報じた。早ければ9日に同計画が発表され、数千人規模の従業員が対象になると見込まれているという（メタの従業員数は9月末時点で8万7000人超）。WSJはすでに9月下旬、「メタが今後数カ月以内に、10％のコスト削減に取り組むもよう」との観測を報じていた。
　一部のブローカーは同観測やコスト削減路線を好感。例えば南米投資銀行のイタウBBAは最新リポートで、メタに対する投資判断を「マーケットパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げた（目標株価は102ドルに設定）。過去1年以上にわたって同社株に弱気だったが、年初来で株価が70％以上の下落を強いられていることを踏まえ「極端な弱気シナリオで株価が設定されているため、小〜中規模のポジションを構築する価値がある」と主張している。


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