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2023/02/01 13:28

スナップが引け後15%安、4Q売上高の下振れなどを嫌気 無料記事

 1月31日のNYアフターマーケットでは、カメラアプリ大手のスナップ(@SNAP/UA)が終値比14.97%安の9.83ドルと急落した(通常取引では前日比4.24%高の11.56ドルと4日続伸で終了)。3回連続で期待外れな決算を発表したことが嫌気されている。競合のメタ・プラットフォームズ(@META/UA)、ピンタレスト(@PINS/UA)も引け後に連れ安した。
 引け後に発表されたスナップの第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比0.14%増の12億9973万ドルと伸び悩むなか、コスト増で純損益が2億8846万ドルの赤字に転落するという結果で(前年同期は2255万ドルの黒字)、売上高が市場予想(約13億600万ドル)をやや下回った。デイリー・アクティブ・ユーザー数(DAU)が17%増の3億7500万人に伸びたものの、ユーザー1人当たりの売上高(ARPU)は15%減の3.47ドルに低下している(ともに市場予想の約3億7530万人、約3.49ドルをやや下回る水準)。
 22年の結果について、会社側は「マクロ経済の逆風、プラットフォームポリシーの変更、競争の激化を特徴とするチャレンジングな年だった」とコメントした。景気減速で広告主が予算を削減したほか、アップル(@AAPL/UA)によるiOSのプライバシーポリシーの変更でターゲティング能力が制限されるなど、逆風が相次いでいた。
 ガイダンスは未設定。事業環境に関連する不確実性を理由に、第1四半期(1〜3月)ガイダンスの公表を見送った。ただ、投資家向け資料のなかで、「社内予測」と断ったうえで第1四半期の売上高が「前年同期比で2〜10%減」になると想定している(市場予想:小幅な増収)。「過去1年で起こった逆風が第1四半期も続く」と見込んだ。


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