週明け26日のNY株式市場では、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が前営業日比3.27％安の118.34ドルと続落して取引を終えた。ブローカーによる格下げが悪材料だ。
　UBSは最新リポートで、アルファベットに対する投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げた（目標株価は123→132ドルに上方修正）。今回の格下げは、競争の激化と生成系AI(人工知能)に絡む逆風を踏まえたもの。検索サイトを巡る新たな競争が当面続くことを考えると、「アルファベットの業績が上振れると予測することが難しい」と分析している。グーグルの素晴らしい製品を考えると、「Bing」や「ChatGPT」がそれほど大きな脅威になるとは考えていないものの、生成AIに絡む中期的リスク（競争の激化、投資増加によるマージンへの圧力、マネタイズの停滞）がくすぶる点を警戒した。


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