航空機大手のボーイング(@BA/UA)はこのほど、主力小型機「737MAX」の納入を一時停止した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)など複数現地メディアが13日に伝えたもので、部品が正しく取り付けられていない恐れが浮上したため。サプライヤーのスピリット・エアロシステムズ(@SPR/UA)から「航空機の後ろの方で2つの付属品を取り付ける際、非標準の製造プロセスを取った」と通知を受け取ったという。同問題は一部の「MAX-7」、「MAX-8」などの機体に影響するようだ。
　ただ、この問題は安全面の問題ではないため、使用中の航空機は運航継続となった。相当数の「737MAX」未納入分には影響するため、ボーイングの生産・納入目標に悪影響が出る恐れはある。ボーイングは同問題の対象機数を公表していない。スピリット・エアロシステムズは検査・修理に取り組んでいるという。
　13日引け後のNYアフターマーケットでは、ボーイングが終値比5.19％安の202.50ドル、スピリット・エアロシステムズが11.80％安の31.40ドルとそろって急落している。


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